現在高齢者サービス付住宅にお住まいのＫ様ご夫妻。住んでいたお家は週一回帰ってお掃除。やっぱり気遣いしないで暮らせる自分の家が一番！という事で現在の状況にあったリフォームで安全に暮らしやすくして帰ってくる事になりました。

車椅子での生活を想定したリフォームの場合、採用する住宅設備にも配慮します。例えば洗面化粧台の場合、そのまま膝の入るスペースが必要です。座っての身支度に合わせて鏡の高さも調整しなければなりません。

今はそれらを想定して開発された洗面化粧台が、各メーカーでラインナップされています。お客様のお身体の状態やご希望を踏まえての商品選定が大切です。

また、洗面所のリフォームにおいて、共通するニーズとしては収納スペースの確保があります。

昔は洗面所にわざわざ収納を設けることは少なかったと思います。しかし洗面や脱衣をする空間こそ、実は収納が一番欲しいところなのです。タオルや下着以外にも石鹸や洗剤などのストックもできる場所があると重宝します。

限られた空間ではありますが、リフォームの際はできるだけ収納スペースを増やせるようにご提案しています。

暖団通信No.56に掲載⇒ 暖団通信No.56